「心配、不安な気持ちがぬけません・・・」
なんだかとっても不安な気持ちになる。
原因が分からないのに不安・・・ということもあるかもしれません。
また、ある事が気になってそのことばっかり考えて不安になる・・・と、言う事も。
隠された原因に向き合いたくない事もあるし、体質的に不安になりやすい、という方もいます。
漢方的には血(けつ:栄養分)や 津液・精(しんえき、せい:人が持って生まれたエネルギー)が足りない方におこりやすい症状です。
血(けつ)は西洋医学でいう血(ち)を含みますがもっと広い概念です。
血(けつ)の不足のわかりやすい状況は産後です。また、手術後、などは精神的にもおかしくなりやすい時です。
また、ストレスであれこれ考えてしまうのも血不足を招きます。
胃腸の吸収が弱い方も血(けつ)を食べ物から吸収しにくいので血の不足がおこりやすい状態です。
「肩こりがバリバリにひどく、目もしんどいです・・・」
漢方では、目と筋肉というのは関係しています。筋肉のうちでも、特に肩に症状がでやすいのは、目の経穴(つぼ)瞳子りょうと肩のつぼ肩井がつながっているせいかもしれません。
目と筋肉は、栄養(血液)がとても必要な場所です。ストレス、考え事や頭脳労働が多いとどうしても頭で血液を消費してしまい、大事な血が目や筋肉に行かなくなると、目が疲れたり肩こりがひどくなったりします。
西洋医学的には、自律神経の交感神経が緊張すると、末梢の血管が収縮し、その先にある目や筋肉に栄養が行きにくくなってしまいます。
なぜ交感神経が緊張するのか、は心の問題がさけて通れません。
漢方では、体質的にもともと血液の状態がよくない方を補い、神経をリラックスさせることができます。
「頭がスッキリせず、新しいことが覚えられない ・・・」
50代以上ですと、血流の問題を考えなくてはいけないかもしれません。
ただ、お若い方でも年配の方でも、ストレスがありすぎると脳がオーバーヒートをおこします。
試験の前に徹夜で勉強して、もう何も入らない!というあの状態が日常的に続いている方もいます。
考え事で頭がいっぱいで他の事が入るスペースがないのですね。
ご本人様は若年性痴呆症かと思う方もいると思いますが、完全な脳疲労です。
この状態を放置すると、本当に若年性痴呆症にもなりえます。
まずストレスでそうなっている事を自覚いただき、生活を改善し、脳のオーバーヒートをクールダウンする漢方をおのみいただいています。